【2〜3か月】赤ちゃんの声に応えてみよう
〜「あー」「うー」から始まる、親子のおしゃべり〜
生後2〜3か月頃になると、赤ちゃんが起きている時間が少しずつ長くなり、表情や動きも豊かになってきます。
お母さんやお父さんの顔をじっと見たり、声をかけると口元を動かしたり、
「あー」
「うー」
と声を出したりすることもあります。
まだ意味のある言葉ではありませんが、これは赤ちゃんからの大切なメッセージです。
赤ちゃんが声を出した時は、ぜひその声に応えてみてください。
「あー」「うー」は、赤ちゃんからの話しかけ
赤ちゃんが機嫌のよい時に出す、やわらかい声。
それは「クーイング」と呼ばれることがあります。
言葉になる前の、赤ちゃんのおしゃべりの始まりです。
赤ちゃんが「あー」と言ったら、
「あーって言ったの?」
「ご機嫌なんだね」
「お話ししてくれてありがとう」
と、同じように声を返してみましょう。
大人が話しかけ、赤ちゃんが声や表情で応え、また大人が返す。
このやり取りが、親子のコミュニケーションの土台になります。
赤ちゃんの声をまねしてみましょう
赤ちゃんとのおしゃべりは、難しく考えなくて大丈夫です。
赤ちゃんが「うー」と言ったら、お母さんやお父さんも、
「うー」
「そうなの?」
「楽しいね」
と返してみてください。
声をまねしてもらうことで、赤ちゃんは、
「私の声が届いた」
「誰かが応えてくれた」
という心地よさを感じます。
返事をするような声が出なくても、じっと顔を見たり、手足を動かしたりすることがあります。
それも、赤ちゃんらしい返事の一つです。
手足を動かすことも大切な成長
この頃は、手足を元気に動かす赤ちゃんも増えてきます。
布団の上で足をばたばたさせたり、手を握ったり開いたりする姿が見られるかもしれません。
安全な場所で、赤ちゃんが自由に体を動かせる時間を作ってあげましょう。
赤ちゃんが足を動かしたら、
「元気に動いているね」
「あんよが上がったね」
と、見たままを言葉にするだけでも十分です。
自分の動きに気づいてもらえることが、赤ちゃんの喜びにつながります。
赤ちゃんの手に、やさしく触れてみましょう
赤ちゃんの手のひらに大人の指を入れると、ぎゅっと握ることがあります。
そんな時は、無理に動かさず、赤ちゃんの力を感じながら、やさしく触れてみてください。
「小さな手だね」
「ぎゅっと握ってくれたね」
と声をかけながら触れることで、赤ちゃんは人のぬくもりを感じます。
手や足、お腹などに触れる時は、赤ちゃんの表情を見ながら行いましょう。
気持ちよさそうにしていれば続け、嫌がる様子があれば休みます。
赤ちゃんの反応を見ながら関わることが大切です。
首がすわる前は、頭と首をしっかり支えて
2〜3か月頃になると、少しずつ首に力がついてきたように感じることがあります。
ただし、まだ首は十分に安定していません。
抱っこの時には、これまでと同じように頭と首をしっかり支えましょう。
横抱きで包み込むように抱くと、赤ちゃんは安心しやすくなります。
縦に近い姿勢で抱く必要がある時も、首と頭がぐらつかないように支えてください。
成長を急がせず、その子のペースを大切にしましょう。
うつぶせ遊びは、見守りながら短い時間から
赤ちゃんが起きていて機嫌がよい時には、大人がそばで見守りながら、短い時間だけうつぶせの姿勢を経験させることもできます。
最初は数十秒でも十分です。
赤ちゃんが嫌がったり、疲れた様子を見せたりしたら、すぐに仰向けに戻しましょう。
うつぶせ遊びは、必ず目を離さずに行い、寝かせる時は仰向けにします。
「できるようにしなければ」と頑張る必要はありません。
親子で無理なく楽しめる範囲で行いましょう。
反応が少なくても、心配しすぎなくて大丈夫
同じ月齢でも、赤ちゃんの成長には大きな個人差があります。
よく声を出す赤ちゃんもいれば、静かに周りを見ている赤ちゃんもいます。
よく笑う子もいれば、まだ表情の変化が少ない子もいます。
ほかの赤ちゃんと比べて、
「うちの子はまだ声を出さない」
「あまり笑ってくれない」
と、不安になることもあるかもしれません。
けれど、成長の速さや表し方は一人ひとり違います。
赤ちゃんの「今できていること」を見つけて、ゆっくり見守っていきましょう。
気になる様子が続く時や、心配で気持ちが苦しくなる時は、一人で悩まず、
健診や医療機関、地域の相談窓口などを利用してください。
もちろん、この「つむぎ」での相談も、ワンストップとして利用できます。
今日からできる関わり方
・赤ちゃんの「あー」「うー」に声を返す
・赤ちゃんが出した声をまねしてみる
・表情や手足の動きを言葉にして伝える
・手や足に、やさしく触れる
・抱っこの時は頭と首をしっかり支える
・成長をほかの赤ちゃんと比べすぎない
特別なおもちゃや教材がなくても、赤ちゃんは人とのやり取りから、たくさんのことを感じ取っています。
目を合わせること。
声を返すこと。
やさしく触れること。
毎日の何気ない関わりが、赤ちゃんの心と体を育てていきます。
おわりに
赤ちゃんの「あー」「うー」という声は、小さな小さな話しかけです。
その声に、
「なあに?」
「お話ししてくれたの?」
「うれしいね」
と応えることで、親子の会話が始まります。
まだ言葉を話せなくても、赤ちゃんは表情や声、体の動きで、たくさんのことを伝えています。
上手に応えようとしなくて大丈夫。
赤ちゃんを見つめて、感じたことを、そのまま言葉にしてみてください。
今日交わした小さな声のやり取りが、これからの親子のコミュニケーションにつながっていきます。
子育てワンストップ「つむぎ」では、子育ての不安や悩みを一人で抱え込まないための情報とつながりをお届けしています。
「この関わり方でいいのかな」
「成長が少し気になる」
そんな時も、どうぞ気軽にご相談ください。

